製作記事
完成品

その1 ついに主役登場!藤原拓海くんのAE86。頭文字Dのストーリーと同様、キットの中でもこいつが一番手強い!!
その2 古いキットのためか、ボディ各部のラインはヨレヨレで太さにもバラツキがある。しかも左右で違う。最近のタミヤのキットと比べると同じプラモか?と思わせる程違う(職人が手彫りで作ったんじゃねーの?)。
これはサーフェイサーを吹いて、各部のラインを彫り直している最中の写真。この後更に手を加えることになる・・・。
その3 キットの状態では窓枠部分がガタガタのため、切り取ってからエバーグリーンのプラ材を貼り付けて修正。ボディ横のモールも位置、幅共にバランスがおかしいため切り離した。また、リトラクタブルの開口と前後の泥よけを再現。
その4 泥よけ部分の逃がしのため、前輪フェンダー部に切り欠きを入れた。これでボディの取り外しが可能になる。
その5 リトラクタブルライトには麦球を仕込める様、プラ板でレンズ内部を作成。カバーの部分はポリパテで厚さを調整している。
その6 この本を見て、各部のバランスがメチャクチャであることが判明(実は見る前から薄々気付いていたが・・・)。散々悩んだ挙句、ボディをバラバラにして徹底改修することに!やっぱモデラーとして見過せないっしょ!
その7 で、バラバラにした状態。ここまでやらないと各部の位置の辻褄が合わない。腹を括ってやるしかない。と思った矢先、アオシマからハチロク(しかも前期型)の新製品アナウンスが・・・。完全にやる気が萎えてしまった。ということで一生お蔵入りに決定。ここまでやったのに・・・。

それにしても余りにも呆気ない終わり方。悲し過ぎるので押入れの奥にしまっておきます・・・。
その8 ハチロク復活!!!
2005年末にアオシマから完全新金型のハチロク発売がアナウンスされてから封印していたが、ついにそれを破るときが来た!
復活の理由はアオシマの再三に渡る発売延期。この時期を逃したらもう本当に日の目を見ることはなくなるだろう。それにしても早まって捨てなくて良かった。これからまたポリパテ、プラ板との長い格闘が始まる・・・。
その9 早速前回バラバラにしたボディの成形を再開。先ずは上がり過ぎている後輪フェンダー部を約2mm下げて接着。ボディ裏からプラ板で補強し、隙間はポリパテで埋める。
その10 ポリパテで成形し、サイドラインを彫り直した状態。大分雰囲気が良くなってきた。
その11 因みにこちらはノーマル状態のボディ。サイドラインが上がり過ぎており、前部バンパーとラインが繋がっていないのが分かる。ドアハンドルも上がり過ぎ・・・。前にも書いたがとにかくバランスがメチャクチャです。
その12 ボディを成形しつつ、フロントバンパー部の成形にも着手。当初リトラクタブルライトの点灯も考えていたが、非常に大変なのでやめることに。その代りという訳ではないが、開閉それぞれの状態を簡単に切り替えることができるような構造としてみた。
因みにライトのパーツに開けておいた麦球用の穴はポリパテで塞いだ。
その13 ライト部分を載せてクリアランスを調整。これはまだ調整途中の写真。
その14 フロントグリルのパーツを製作。エバーグリーンのプラ材を使用して作ってみた。
その15 先ほどのフロントグリルをバンパー部に接着。
その16 マスキングテープでボディと仮組みをしてみた。ライト部分はもう少し調整が必要だが、なかなか良い雰囲気だね。
その17 ライトを上げるとこんな感じ。カエル目が可愛い・・・。
その18 全体の雰囲気を見るため、シャシと合わせてみた。
カッチョいい〜。理想のハチロクに近付いてきた・・・
その19 ボディの表面処理をしつつ、内装の塗装に着手。このキット、ボディはメチャクチャなのに内装はやけに良く出来ている。う〜ん、良く分からんキットだ。
とりあえず下地として各部品をつや消しブラック(33番)で塗装。
その20 茶の部分はマホガニー(42番)、赤の部分はレッド(3番)とサファリオレンジ(59番)の混色で塗装。表面の材質を考慮し、色の濃淡や艶を各部で変えて塗装してみた。
その21 続いてハンドル。
キットのパーツに手を加えてイタルボランテ製のステアリングを再現(結構適当です)。
その22 塗装するとこんな感じ。
センターパッドにはタミヤカラーのフラットブラックで適当に文字らしきものを書いてみた。
その23 塗装した内装パーツをシャシに組み付けてみた。なかなか良い雰囲気。
その24 シート部分。表面の質感もそれなりの雰囲気は出ているかな。
その25 ボディはサイドバイザーとドアハンドルをプラ板で再現して成形完了。ホワイト塗装も完了したので、この後黒部分の塗装のためマスキングを行う。
その26 マスキングテープ、コンパスカッターと格闘すること数時間。
前後フェンダーアーチの部分はマスキングテープをコンパスカッターで半径16mmにカットしたものを貼り付けた。
この後緊張の黒塗装に入る。
その27 黒塗装を行いマスキングテープを剥がした状態。因みに黒はスーパーブラック(157番)を使用。ようやくパンダトレノになってきました。
その28 塗り分け部分はご覧のように修正の必要な所がいくつかある。この辺は毎度のことなのである程度は仕方がない。黒塗装のはみ出した箇所はペーパで削り、足りない箇所は黒をタッチアップして修正を行う。
その29 修正後の写真。フューエルリッド部分の縁取りに少しガタが残っているが、まあ良いでしょう。
その30 ボディへのデカール貼り。マークセッターとマークソフターを使用し、気泡が入らないよう注意して貼り付ける。
この写真はデカールを貼った後クリアを吹いた状態。この後いつものように磨き出しを行いデカールの段差を消していく。
その31 同じくリア部分もデカールを貼った後クリアを吹き、デカールの段差を消す。
その32 ボディへのクリア吹きと平行して、小物類の仕上げに取り掛かる。
先ずはホイール。キットのホイールはフロントとリアで太さが違うため、もう1台分のホイールを用意して4輪ともフロントのパーツを使用。センター部分は実車の写真を参考にしつつ、ディティールアップパーツで突起を再現した(フロントのみ)。
塗料はセミグロスブラック(92番)に少量のシルバー(8番)を混色して使用。
その33 続いてドアミラー。キットには後期型のミラーしか付いて来ないため、カッターとペーパーで角張った形にして前期型に修正。実はあまり正確な形では無いが、雰囲気が出ていれば良いでしょう(相変わらず適当)。
その34 マフラー部。エバーグリーン製のプラパイプ(外径4.8mm)と、アルミパイプを組み合わせて製作。ちょっと径が大きい気もするがそのまま進めることにする。
当然(?)エキパイはありません。
その35 キットにはブレーキディスクのパーツが無いため、フジミのジャンクパーツを適当に加工して使用。ホイールの軸に直接差し込むため、タイヤと一緒に回転するという危険な仕様に・・・。
その36 ボディの加工時に削り取ったサイドモールは細切りにしたプラ板(0.3mm厚)を2枚貼り合わせて製作。これはサーフェイサーを吹き付けた状態だが、この後ボディ色(白)を塗装し、「TRUENO」のロゴデカールを貼っておく(当然クリアコートも)。
その37 ガラスパーツの製作(透明パーツのため写真では判り難い)。キットのパーツではドアガラスのパーツが無く、更にサイズも合わないため前後左右に切り離しフロントとリア部分のみ使用する。ドアガラスとサイドウィンドウは0.2mmの透明プラ板で再現。
その38 フォグランプ。キットのパーツをそのまま使用。特に載せる必要も無いけど、写真を撮ったので一応載せときます・・・。
その39 各部のパーツをチマチマ製作しつつ、前後バンパーの製作も完了。いよいよボディと合体です。
その40 遂に合体!!慎重に貼り合わせつつ、接合部にはボディ裏からポリパテを盛り補強しておく。
その41 ガラスパーツの接着も完了し、いよいよサイドモールの接着に入る。位置がずれないようマスキングテープをガイドにして慎重に貼り付ける。接着にはモデラーズの透明接着材を使用。
その42 ボディの全体写真。後一息・・・。
その43 リアの泥よけに貼る「TRUENO」のロゴをPCで製作しシールに印刷。とうふ屋ハチロク定番アイテムのカップホルダーは月世のレジン製パーツを使用。
その44 ライトレンズにはメタルックを貼り付けた後、模造ダイヤを接着しておく。光の加減で発光しているようにも見えてなかなか良い雰囲気。
その45 ボディとシャシを合わせた後ワイパー、ドアミラー、ナンバーを接着して遂にハチロク完成!
いやあ本当に大変でした。さあ次はカーボンボンネット仕様でも作ってみるか。(←無理無理・・・)