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製作記事

'08/09/29
その1 遂に登場、鉄仮面!
DUCKさんのHPで開催されているR30フェスタに触発され、相変わらず無計画状態のまま製作を開始。
それにしても、もうどれだけのアイテムを製作しているのか、自分でも良く分からなくなってきている・・・。
これも完成するんですかねえ(←他人事)。
その2 では早速ボディ整形から開始・・・ってもう基本的な部分は大体終わっているんだけどね。という訳で手を入れた個所を順に紹介していきましょう。
その3 このキットはワイパーがボディと一体成型になっているため、彫刻刀やデザインナイフを駆使して写真のように削り取ってみた。またボディが歪むのを防ぐため、補強用にボンネット部分に1mmのプラ板を貼り付けてある。
その4 ドアノブ部分はボディの窪みが足りない感じなので、彫刻刀で少し削り込んでみた。また、ドアの上部の縁の部分にメリハリを付けるためエバーグリーンのプラ材を貼り付けてある。
その5 給油口は縦方向の寸法が足りない感じなので下側に延長。
その6 リアウインドウの枠は薄く、枠の分割線を彫り込むと貫通しそうなので、プラ材で厚みを増してガラスパーツを表側から貼り付ける構造に変更。ガラスパーツとボディとの接着を確実にするため、写真矢印のようにプラ材で段差を付けてある。
その7 因みにガラスパーツはこんな感じで4分割しておく。
その8 ボディと合わせるとこのようになる。相変わらず調整が甘く多少の隙間があるが、いつものようにエナメル塗料による埋め埋め攻撃をすれば大丈夫(だと思う)。
その9 ボディ側はまだ細かい整形部分が残っているが、シャシ側も工作を開始して行こう。
このキット最大の(?)問題点はこのリアシート。フェンダーが完全にシート部分まで食い込んでいる。これでは座れません・・・。シャシを見ると元々はモーターライズの設計だったようで、これが極太リアフェンダーの原因(らしい)。
その10 内装はあまり見えないので後は気にするかどうかの問題。でもモデラーとしてはやっぱり気になる・・・。という訳でこのようにリアシートに食い込んだフェンダーをカットする。
その11 続いてシャシのフェンダーもレザーソーでカットしておく。
その12 カットした部分はヤスリで整形し、サーフェイサーをひと吹きしておく。それにしても随分と風通しが良くなったなあ・・・。
その13 リアシート部分に戻って、プラ板をフェンダーの形状に沿って裏打ちして・・・
その14 その後ポリパテでシート部分の隙間を埋めて整形。
その15 リアシート裏のプラ板はこのような箱組にしてある。
その16 そしてシャシと合体するとご覧の通り、フェンダーの開口部を塞ぐようになっている。我ながらナイスな構造。
'08/10/13
その17 前回、「ナイスアイデア」と思った後輪フェンダー&リアシートの改造であるが、フェンダーの径自体が大き過ぎるため、まだリアシートを圧迫しているんだよね〜。
その18 という訳で、せっかく整形したリアシートのフェンダーの盛上り部分を(何の躊躇も無く)削り取る。
その19 そして、プラ板で蓋をして・・・
その20 いつものようにポリパテの盛り削りで整形する。
それにしても何故、完成後は殆ど見えなくなる個所にこれ程までこだわるのか?(ただ単にやり出したら止まらなくなっただけなのだが・・・)
その21 続いてシャシ側の再整形。リアフェンダーのアーチ部分を切り取り、写真のように半円にカットしたプラ板と組み合わせる。
その22 そして再びシャシと合体し、これまたポリパテを盛って整形する。
その23 リアシートと合わせるとご覧の通り、実車に近い(?)構造となる。写真で紹介するとアッサリ仕上がっている感じに見えるが、実際の調整は結構大変。
くどいようだが、果たしてここまでこだわる意味があるのか?
その24 因みにリアタイヤを装着するとこのようになる。今度はフェンダーが小さ過ぎるんですけど。リアサスがストロークするスペースがありません・・・。
ま、いいか。
その25 そしてようやくボディ塗装を開始。シルバーのボディにガンメタのボンネット。「鉄仮面」という言葉のイメージで塗装してみたのだが、如何でしょう?
'08/11/02
その26 う〜ん、なかなか作業が進みません・・・。
内装に戻って、フロントシートは厚みが足りない感じなので裏にプラ板を貼り付けておいた。またドアパネルはリアシートの改造によって開いた隙間をプラ板で塞いでおく。
その27 塗装後の写真。
リアシート表面はフロントシートと同じステッチが入っているのだが、改造の際に埋めてしまったためそのまま(これ以上手を加える余力無し・・・)。

※シート表面の塗装はOSSANさんから頂いた情報が役立ちました。
'08/11/17
その28 ようやく内装が完成。
フロントシートのみ、プラ板でシートベルトのバックルを再現してみた。
最近定番になりつつある工作であるが、視覚的効果が高くお勧め。
その29 さて、このキットの最後の難関であるフロントライトのレンズカバー。
このキットのレンズカバーはただの板状のため、サイド部分に隙間が開いてしまう。
その30 で、どうするか。
単純に隙間部分に他のキットの透明パーツを貼り合せてみることにした。
準備したのはたまたま手元にあったアオシマ製FCのレンズパーツ。
その31 これを適当な大きさにカットし、元のレンズパーツの端にL字型になるように接着する。
なお、プラ用接着剤を使うと白く濁ってしまう可能性があるため、瞬間接着剤を使用してみた。
その32 レンズパーツは縦方向の寸法が若干足りないので、ボディ側にプラ材を貼り付けて隙間を埋めておく。
その33 ボディと合わせてみるとこんな感じ。まだ調整が必要だが、大体良いかな。
継ぎ足した部分はヤスリで表面を削っているため白く濁っているが、クリア塗装すれば良くなるでしょう。
'08/12/22
その34 ここ最近、模型製作のペースが完全にスローダウン。
まあ何とか進めているのだが、年内の完成も怪しくなってきた・・・。
とりあえずボディは研ぎ出しまで完了し、後は窓枠のメッキ塗装や小物類の取り付けを残すのみ(これが意外と厄介)。
因みに塗装色はフィニッシャーズのCLKシルバーと、ボンネットはガイアカラーのガンメタル。ボディ下半分はガイアカラーのブラックを使用。
バンパー部分は艶消しブラック指定になっているのだが、塗装をし直した雰囲気を出すため今回はあえて全て艶々のブラックのままとしてみた(決して手抜きではない・・・)。
その35 トランク部分のエンブレムはボディ塗装の際に削り取ってしまったため、タミヤのR30(2000RSハードトップ ブラックス・ペシャル)に付属のデカールを貼り付けてみた。
その36 フロントのライト部分。
クレオスのメッキシルバーで塗装後、模造ダイヤを接着。
その37 完成したフロント部分。
まあまあ、良い感じに仕上がったかな・・・。
その38 ・・・と思いきや、レンズカバーの横の部分は、結局接着部分が白く曇ってしまい何とも中途半端な仕上がり。
労力の割に、いまいち効果が無かったかな。
この工作、あまりお勧めできませんね。
'09/01/25
その39 また随分と間が空いてしまいましたね〜。
さて、この年代のクルマの特徴である窓枠部分のメッキ表現をどうするか?当初、クレオスのメッキシルバーで塗装しようと思っていたのだが、ハセガワからこんな製品が発売されているではないか!
これを使わない手はあるまい(多分)。
その40 で、早速貼り付けてみた。
メーカーの謳い文句通り、曲面への追従性も良く使い勝手はなかなか良い。ただし独特の粘りというか、伸びる性質があるためデザインナイフ等で余分な箇所をカットする際にはちょっとした慣れが必要。
新品の刃を使うのは必須ですね。
その41 続いてガラスパーツの塗装に着手。
リア部分を写真のようにスモークで塗装してみたのだが、ちょっと濃くし過ぎた感じ。内装と合わせてみたところ、せっかく手を加えたリアシート部分が殆ど見えない状態に・・・(泣)。
しかもこの透明パーツは経年劣化のためか細かいクラックが入っており、角度によって白い亀裂が見えるというちょっと危険な状態になっている・・・。で、パーツ保護のため、この後クリアを厚めに吹き付ける予定。
その42 フロントのガラスパーツにも細かなクラックが見えていたので、ここは無理に使用せず別のキットから流用することに。
手元にある別キットのガラスパーツとの合いを何通りか確かめてみると、アオシマのS13のパーツがなかなか良い感じに合うではないか。
で、早速フロント部分のみをカットして調整してみた(調整自体は結構面倒です・・・)。
その43 結果はご覧の通り。結構良い感じですね。
合うパーツを探すのは大変だが、古いキットを組み立てる際には使える手かも。
その44 さ〜て、残りの小物類をやっつけちゃいましょう!
サイドのエンブレムはタミヤのR30 に付属にデカールを使用。プラ板の上に貼り付けた後、エンブレムのサイズにカット。
ウインカーは透明ランナーを削り出して整形した。
その45 アンテナは0.5mmの真鍮線を使用。先端の丸くなった箇所は瞬間接着剤を数回に分けて盛り付けて再現。
完成まであと一息かな・・・。
'10/03/21
その46 気が付けば1年以上も放置していたんですね〜。
この間、HPの更新を休止し製作ペースもダウン。特にこのR30については最初から作り直しという、バカなことをやってます。
で、ようやくここまで来ました。それにしてもこのキット、ボディの基本工作が大変だわ〜。
その47 このキットの工作のキモは窓枠部分。
そのままの状態ではモールドが浅くラインがはっきりしないため、彫刻刀やデザインナイフを駆使して段差部分を一旦削り取った後、エバーグリーンのプラ材を貼って段差を再生。
手間の掛かる工作ではあるが効果は高い。腕に覚え(と言うか根気)のある人は是非・・・。
その48 そしてもう一つ効果の高いディティールアップポイントを。
さて、これは何でしょう?
その49 シートベルト固定用のアーム(?)ですね。
工作は簡単で、幅2mmのプラ材と0.5mmの真鍮線の組み合わせ。なかなかいい感じでしょ?
でもシートベルト自体をどうやって再現するか?実はまだ思案中なんだよね〜。
その50 ボディ裏はこんな感じになっている。
ルーフやピラー部分にもプラ材を貼り付けて、ボディの強度とウインドウパーツの接着面積を確保。
またシートベルト固定用アームの位置決のため、コの字にカットしたプラ板をルーフ裏に貼り付けておく(当然、実車はこのような構造にはなっていない)。
その51 続いてシャシ&内装部分。
ここも当然一からやり直し。
内装パーツは上げ底感があるのでフロア部分をカット。リアシート部は前回同様、フェンダー部分を小さくし”座れるように”成形しておく。
その52 シャシと内装パーツを合体するとこんな感じになる。
フロア部分はカットしたままのドンガラ(?)状態。
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