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製作記事

その1 ハセガワから20数年ぶりに再販となったオペレーション・オメガ。1/144のスペースシャトル&キャリアが変形して1/48のパトロールホッパーになるという仰天の変形機構が組み込まれている。実は初版キットを持っているのだが勿体なくて作れな〜い、と温存していたら思いもしなかった突然の再販!で、迷わずGet!!今回は変形機構をカットしてスペースシャトル&キャリア形態固定で製作してみよう。
それにしても、この変形機構のアイデアはどこから出てきたのだろう?更にこれを商品化してしまった当時のハセガワとは・・・是非当時の設計担当者にその辺の話を聞いてみたい。
その2 今回の製作に当たってスペースシャトルの詳細を確認すべく、エアモデラー必携の書(?)であるWalk Aroundを購入。実はこの本を見てしまうと詳細が見え過ぎて模型を作る手が止まってしまうという、禁断の書でもある・・・。果たしてどうなることか?
その3 まずはキャリア部分の組み立てから開始。ここは完全オリジナルの架空メカ。ジェットエンジンのようなディティールと履帯という訳の分からない設定。中央部分にはエンジンのような、これまたよく分からないディティールが入っている。まあ、どうせ最初からムチャクチャな設定なので雰囲気重視でいいんじゃないかな?こういうの、結構好きです。
その4 続いてシャトル部分。カーゴ・ベイ内部には変形機構やパトロールホッパー時の「ガトリング砲」が組み込まれており、上げ底状態となっている。今回、変形機構は省略するため、ここを完全に切り取った後プラ材の箱組みで内部を再現。
当初Walk Aroundの写真を見つつカーゴベイ内部を再現しようと思ったのだが、あっさり諦めオリジナル設定に変更(なんで?)。あの写真を見たら再現なんて無理です・・・。
その5 シャトル側面の内側にはエバーグリーンのプラ材で補強用の桁を入れてみた。完全に設定無視。
その6 メインエンジン外側の突起部分には多数のバーニア・スラスターがあるのだが、キットでは省略されている。ここは写真を参考にディティールアップ。初めてWalk Aroundが役に立った。
その7 シャトルの底面部分。ここにも変形機構が組み込まれており、パトロールホッパー時のラジエターのようなディティールが入っている。当然シャトル時にはこのディティールは裏側に隠すようにするのだが、今回はあえて外側に出してみた。どうせ架空メカとの合体ものなので何でもアリでしょう。
その8 そして、更に何でもアリのアイテム登場。シャトルと同スケールの1/144ファッティー。こいつらをシャトルのカーゴ・ベイに収納してみようというおバカなアイデア。このファッティー、シャトルのボリュームあるフォルムと共通点があり、なかなか合うんじゃないかな?
その9 早速ファッティーを組み立ててシャトルに入れてみた。サイズ的にもなんか良い感じ。ただ、そのまま入れただけでは芸が無いのでファッティーを固定するハンガーでも組み付けてみるか。
その10 と言う訳でプラ材を使用してこんな感じの固定用ハンガーを製作してみた。当然設計図なんかは無く、完全な現物合わせ。何となく雰囲気が出ていれば良いでしょう。
その11 ファッティーを設置するとこのようになる。何気に可愛い。
その12 続いてカーゴ・ベイ内でハンガーを前後に移動させるためのレールを製作。レール部分はエバーグリーンのプラ材(断面がH型になっているもの)を使用。なんか段々本格的(?)になってきてしまった。これを労力の無駄使いとも言う・・・。
その13 ハンガーとレールを合体。自分でも訳が分からないけど、なかなかそれっぽい感じになってきた。
その14 で、ファッティーを搭載するとこのようになる。
その15 後ろからの写真。ハンガーは前後移動の他、真鍮線でヒンジ機構を設けたので角度を変更できるようになっている。ホント、労力の無駄使いだよなあ。
その16 試しにシャトルに搭載してみた。ハンガーの角度変更により、ペイロード・ベイ・ドアの内側とファッティーとの間にギリギリのクリアランスが出来るという、現物合わせにしては絶妙な設計(←偶然とも言う)。
その17 ハンガーをもう1セット(2台分)製作し、シャトル内には計4機のファッティーが収納できるようになっている。後は適当なディティールアップパーツを使用して、もう少し内部のゴチャゴチャ感を出せば更に良い感じになるかな。
その18 久々の更新。ペイロード・ベイ・ドア断面のディティールアップをしてみよう。先ずは写真の赤線で示した部分を薄く削る。これがなかなか大変な作業。
その19 続いて細切りにしたプラ板をチマチマと貼り付けていく。
その20 その後にプラ板で蓋をして完了。この工作を四隅全て行う。根気のいる作業です。
その21 サーフェイサーを吹き付けて表面をチェック。実際のディティールとは異なるが、何となく雰囲気は出ているかな。
その22 ペイロード・ベイ・ドアに真鍮線を曲げて作ったヒンジ(可動はしないが)を取り付けてオービター本体と合体。オービターの内壁はプラ板や市販のディティールアップパーツで適当にデコレート。
その23 オービターの裏側はご覧のような状態になった。このインチキくさいディティールがたまりませんね〜(何のこっちゃ)。
その24 キャリア部分の工作も概ね完了。この後表面の傷をチェックし、塗装をする。
その25 オービターとキャリアを合体するとこの様になる。何とか完成が見えてきたかな・・・。