TOP
製作記事

その1 アオシマのS15。いつの間にか(?)模型在庫の中に貯まっていたので今回はこの2台を同時進行で製作してみよう。このキット、最初からエアロパーツも付いており結構遊べそう(基本的には改造なしでいく予定ですが・・・)。どちらの製作記事か分からなくなる可能性があるので、spec-R=(A)、TOP SECRET=(B)と標記していきます。
では早速いってみよう!!それにしても格好良いねえ、S15。
その2 (A)
先ずは(A)から。実は既にバンパーやエアロパーツの取り付けは済んでおり、サーフェイサーを吹いてボディの下地処理を行っている状態。写真はシャシと組み合わせて車高をチェックしているところ。スプリング式のサスペンションが伸び切った状態でもホイールアーチにタイヤが当たってしまう。そもそもこのタイヤ、大き過ぎるような・・・。
その3 (A)
キット付属のタイヤはリム径22mm、実車だと約20.8インチ!。右のホイールはアオシマのキットによく付属しているAVS MODEL5。リム径20mm強で実車だと約19インチ(キットの説明では18インチとなっているのだが・・・)。ということで今回はAVS MODEL5を使用してみよう。
その4 (A)
AVS MODEL5でも車高が低すぎる印象。よってフロント部分の車高を上げる為、写真のようにシャシにタミヤの角棒(1mm)を2段重ねてみた。またサスの取り付け部(赤丸の部分)も車高調整のためウェーブのディティールアップパーツを数枚重ねてある。
その5 (A)
リア部分はブレーキディスクが奥まり過ぎている感じがしたのでトレッドを広げてみた。写真のようにロアアーム部分にタミヤの角棒(1mm)を貼り付け、サスの取り付け位置を片側で1mm程度外側にずらしてある。また車高は1mm程高くしてみた。
その6 (A)
タイヤを取り付けて車高をチェック。こんな感じでいいでしょう。
その7 (A)
ウインカー部分。実車写真を見てみるとボディの窪みは斜めになっている模様。キットではここが太い凹モールドになっているため、ポリパテを盛って修正してみた(写真はポリパテを盛っただけの状態)。
その8 (B)
続いて(B)の製作。フロントバンパー横のエアインテークが塞がれた状態であるため実車のように開口してみよう(←改造しないとか言っていたけど・・・)。
その9 (B)
先ずは写真のようにキットのパーツを切断する(ここで躊躇してはいけない。思い切りが肝心)。
その10 (B)
切断した箇所に0.3mmのプラ板で蓋した後、デザインナイフを使ってプラ板を大まかな形に整えておく。
その11 (B)
ポリパテの盛り削りで成形し、溶きパテで表面の傷を埋めておく。これで工作は完了。簡単でしょ!
その12 (B)
フロントバンパー前面の開口部はメッシュのパターンで表現されている。ここはいつもの通り後ほど(本物の)メッシュを貼り付けるため、中央部を開口し左右の部分は切り取っておく。
その13 (B)
フロントバンパーの成形が完了したのでサイドステップ、リアバンパーと共にボディに接着。車高はフロント部分を1mmかさ上げしてみた(リアはそのまま)。それにしても、これもホイールがデカイね。
その14 (A)
いよいよボディ塗装を開始。青(ブリリアントブルー)のS15に乗っている知り合いがいるので、何となくこの色に決定。この色を再現すべく、自分の記憶だけを頼りに色々混ぜ合わせてみたのだが、どうも思った通りの色が出ない・・・。仕方なく塗装してみたのだが、やはりちょっとくすんだ感じになってしまった。
その15 (B)
こちらも下地処理が完了し、ボディの塗装を開始。こちらはフィニッシャーズのCLKシルバーで塗装。FD3Sに塗装した時はどうもしっくり来なかった色だが、このS15でははなかなかいい感じに仕上がった。。同じ色でもボディ形状による相性ってあるんですね・・・。
その16 (A)
ボディの発色が悪いのは混ぜ合わせた色の問題ではなく、下地塗装をしなかったのが原因かもしれない。やっぱりサーフェイサーの上から直接塗装したのはまずかったかも・・・。ということで結局下地塗装からやり直してみた。
その17 (A)
で、再度ボディ色を塗装。写真では前回と殆ど変わっていないように見えるが、実際にはかなり発色が良くなった。やっぱり基本は大切だね。
因みに使用した塗料はクレオスの青(5番)、インディブルー(65番)にクリアーレッド(47番)とシルバー(8番)を少々。更にガイアカラーのパープルヴァイオレットやコバルトブルーを加えてみた。
その18 (B)
さて、こちらは恒例の(?)カーボンデカール貼りに着手。いつものようにタミヤのカーボンデカールを使用する。ボンネットには予め黒(+シルバーを少々)で塗装しておく。
その19 (B)
いきなり完成してますが、この作業だけで数時間掛かっています(1度失敗し、2度目で完成)。表面の凹凸に馴染みきれず数箇所皹が入ってしまったが、小さくカットしたデカールを重ね貼りして何とか対処した。
その20 (B)
取り合えずボディと合わせてみる。やっぱりボンネットがカーボン仕様だと引き締まりますねえ・・・。
その21 (AB共通)
ボディの基本塗装が完了したので内装の組み立て&塗装に着手。ドアの内張りはツートンカラーになっているため、塗り分け部分に沿って細切りのマスキングテープを貼り付ける。
その22 (AB共通)
その後全体をマスキング。同じ要領で2台分(計4枚)をマスキング。
その23 (AB共通)
インパネとドア部分の塗装が完了。グレーの塗り分け部分をもう少し目立たせた方が良かったかも・・・。
その24 (A)
続いてシートの工作。キットに付属のノーマルシートは妙に角張っているが、面倒なので特に形状変更もせずにそのまま使用。
その25 (B)
こちらはキットに付属のバケットシート。今回は青に塗装してみた。裏側はいつもの様にモデラーズのカーボンデカールを貼ってある。
その26 (A)
内装をシャシに組み付けた後、ボディを被せて全体のバランスをチェック。車高も問題なく、なかなか良い感じですね。
ところでこの写真の色、実物とは大分違うんですよ〜。自分のデジカメでは紫だけでなく青の再現もイマイチみたい・・・。
その27 (B)
こちらも(A)と同様ボディを被せてみた。こちらも特に問題は無さそうですね。
さ〜て、ようやく完成が見えてきたかな。
その28 (AB共通)
ライト部分はメッキパーツになっており立体感も良い感じ。ところがボディと合わせて見ると写真の○部分にかなりの隙間があることを発見。ボディを上から見ると全く気付かないのだが、やはり気になる・・・(仮組み時は全く気付かなかった)。
その29 (AB共通)
という訳で恒例のポリパテ成形を開始。ボディを塗装した後なので非常に気を使う作業。かなり危険です。ここはアオシマのS15を作る際の注意ポイントですね。ここの成形は当然、ボディ塗装前に済ませておいた方が良いです。
その30 (AB共通)
カタチになってきたところで、溶きパテを塗って表面の傷を埋めておく。
その31 (AB共通)
更に実車写真を見てみるとリフレクターの部分に段差があることを発見。という訳で段差部分をマスキングした後ポリパテを盛って成形することに。
その32 (AB共通)
成形後の写真。あんまり分からないですね。
その33 (AB共通)
ボンネットを載せてライトカバーの透明パーツをボディに合うよう調整。大体こんな感じで良いでしょう。因みに(B)も同様の方法で成形した。
その34 (AB共通)
ガラス部分はボディと微妙に合わない。よって写真のように一旦切り離した後に黒で塗装しておく。
その35 (AB共通)
さて、ガラスパーツをボディと合わせてみると・・・。このキット、ボディの窓枠部分に厚みがありガラスパーツを取り付けるとボディとの段差が結構目立ってなんかおもちゃっぽい感じに。実はこの部分、当初から気付きつつも大して目立たないと思いそのまま進めていたのだが、実際にボディと合わせて見るとやっぱり気になる。
その36 (AB共通)
という訳で、ガラスパーツを削り込んでボディと面一になるようにしてみた。非常に手間の掛かる作業ではあるが、やっただけのことはあるかな?
写真はまだ調整中の段階で少し隙間があるので、この後更に削り込んで最終調整を行う。
その37 (AB共通)
流し込みタイプの接着剤を使用し、ボディとガラスパーツを慎重に貼り合わせる。更に隙間部分にはタミヤカラーのフラットブラックを流し込み、はみ出した箇所は乾燥後に薄め液を付けた綿棒で拭き取っておく。
その38 (AB共通)
リアウインドウもフロントと同様にガラスパーツを削り込み、ボディと面一になるように接着。その後、これもフロントと同様に隙間にタミヤカラーのフラットブラックを流し込んでおく。
その39 (AB共通)
因みにこれがキットの素組みでのリアウインドウ部分。ボディの厚み部分に黒のマジックを塗ってみたが、やはり結構な段差がある。この箇所もアオシマのS15 を作る際の注意ポイントですね。
その40 (AB共通)
さて、これは何でしょう?ガラスパーツを分割したことによりルーフ裏のパーツがなくなってしまったので、プラ板でサンバイザーを作ってみた。
その41 (AB共通)
製作したサンバイザーを接着。後は筆塗りで適当に塗装しておく。実際には殆ど見えないのであんまり意味の無い工作なんですけどね・・・。
その42 (AB共通)
テールランプ部分の仕上げ。ボディ側には写真のようにメタルックを貼り付けておく。
その43 (AB共通)
テールのレンズパーツ。オレンジのパーツを取り付ける箇所にはメタルックを貼り付けておく。
その44 (A)
ウイング、レンズを接着してリア部分の仕上げ完了(ナンバープレートが残っているが・・・)。日産ロゴとSilviaのエンブレムはメッキシルバーの筆塗り(良く見ると、結構はみ出していて汚い・・・)
その45 (AB共通)
サイドのウインカーは写真のように局所的にマスキングをして塗装する。
その46 (A)
フロント部分。リフレクターはいつものごとくメッキシルバーで塗装したが輝きがイマイチ。ここはメタルックにした方が良かったかも。更にウインカー部分にオレンジを入れ忘れているし・・・。ボンネット部分に見えている四角の白い箇所は、ボンネットパーツの高さ調整用のプラ板。
その47 (B)
こちらも(A)と同様の工作。インテーク部分には金属製メッシュを貼り付けておく。
その48 (AB共通)
ん?助手席側ワイパーブレードの角度が変。気付いた時にはもう接着した後でした・・・(しかも2台共)。
その49 (B)
さて、工作もいよいよ大詰めに。今回ボンネットピンは最近購入したアク・ステオンのパーツを使ってみよう。ところで一緒に写っているWAVEのスプリングパーツは何に使うのか?
その50 (B)
で、いきなり工作完了後の写真。当初リング部分もアク・ステオンのパーツを使うつもりであったが、どうも上手く組み付けられない(立体感もイマイチだし)。苦肉の策でリング部分はスプリング(Φ2.5mm)を切って使用してみたのだが、これがなかなか良い感じ。白洋線とかを使用する場合は当然丸める必要があるが、これなら切り出すだけで済む。
その51 (AB共通)
マフラーはメッキシルバーで塗装。右(B用)はエンド部を真鍮パイプに変更し、キットのものより一回り太くした。
その52 (AB共通)
シャシとボディを合体する前に内装に一工作。シートベルトのバックルをプラ板で製作してみた。写真のようにシートに合わせて曲げた真鍮線を通しておくと塗装も楽。
その53 (A)
バックルはただ単にプラ板を四角く切っただけなのだが、なかなかの効果がありますね。
その54 (AB共通)
リアーシートも同様にバックルを装着。こちらはフロントほどの効果はないか・・・。
その55 という訳でようやく完成。それにしてもこのキット、思った以上に苦労が多かった。仮組みの大切さを思い知らされました。