製作記事
完成画像

修正編はこちら!!

'06/01/16〜'06/04/23
その1 ハセガワのシビックSiR-U。型式:E-EG6。これを使って頭文字Dの典型的な憎まれ役「庄司慎吾」のクルマを再現してみましょう。
このキットはネットオークションで入手したもの。実車の販売時期と合わせてキット化された製品のようで、現在、模型屋では殆ど見かけない(再販されたキットをたまに見かけることはあるが・・・)。
その2 製作に際してアニメビデオで改造箇所をチェック。キットとの違いはフロントスポイラーとホイール。内装ではドライバー側がバケットシートといったところかな。ホイールは無限製のようだが、ホイールの縁ともタイヤ部分ともいえない箇所に謎の赤いラインがある。
その3 いきなりフロントスポイラーの修正後の写真。プラ板とポリパテでボリュームをアップ。分割線も忘れずに。
その4 ホイールはアオシマのSパッケージ「オルティア2.0GX(無限バージョン)」に付属のパーツを使用。中古模型の売っている店で偶然発見。ラッキー。
ホイールはギリギリ収まりそうだが、タイヤ自体の幅が太くフェンダーからはみ出してしまう。サイズの合うタイヤが見当たらないため、中心部で輪切りにし、タイヤの幅詰めを行った。これで何とか収まりそう。
その5 ノーマルのブレーキディスクではサイズが小さくてアンバランスのため、タミヤのFD3Sのブレーキディスクを移植。当然フロントキャリパーにある「mazda」ロゴは削りとる。またボディと面イチになるよう、トレッドを調整。
その6 横から見るとこんな感じ。車高はホイールハウスギリギリでなかなか良い感じ。
その7 助手席側はノーマルのシートを使用。シート裏はくり抜かれた状態のためポリパテで埋めておく。当然これは整形前の状態。この後やすりで平滑にする。
その8 ここで登場「新型シビックのすべて」。製作当初この本は手元に無かったのだが、古本屋を物色中、偶然発見。値段も安かったのでつい買ってしまった。裏表紙にはジョディ・フォスターのシビックフェリオの広告もあり、「懐かしい〜」。
それにしても、この当時にしては恐ろしく良く出来たパッケージング。いやあ、このクルマ欲しくなってきました(今更買うわけないけど)。
その9 インパネ部は基本塗装を済ませていたが、上の本を発見したのが運の尽き?キットでは完全に省略されているエアコンの噴出し口を再現すべく、写真を見ながら開口した。この後、エアコンのフィンをプラ板で再現。
その10 ボディ側は成形が済んだので塗装開始。先ずはMr.カラーののベースホワイト1000と赤を混色して塗装。なんかピンクも可愛いなあ。のりピー仕様でこんなの無かったっけ?
その11 同じく、ドアミラーも塗装。可倒式のため分割線を掘り込んでみた。
その12 インパネの成形途中写真。
フィンの部分はエバーグリーンのプラ棒を使って再現した。厳密には実車と異なるが、まあこれも雰囲気ということで・・・。模型はいかに省略するかがポイント。
その13 成形が済んだので、サーフェイサーを吹いて表面の傷等をチェック。サッとペーパーを掛けて下地処理完了。後は塗装を待つのみ。
その14 全体をセミグロスブラックで塗装後、Mr.カラーの軍艦色(31番)を塗装。なんかそれらしくなってきたね。
その15 タミヤカラーのフラットブラックで各部を塗装し、メータのデカールを貼ってようやく作業完了。
メータのデカールが乾いたら、デカール保護のためタミヤカラーのクリアを塗装しておく。
その16 インパネに合わせて、他の内装パーツの塗装も実施。リアシートは「ライトブラウン」という微妙な色。Mr.カラーのセールカラー(45番)を基本に、フラットブラック(33番)とウッドブラウン(43番)を少量混色して再現。
う〜ん、合っているような、いないような・・・。
残るはハンドルと前席シートだが、これは最後のお楽しみということで。
その17 シャシは組み付けた状態で全体をセミグロスブラックで塗装。
その18 大口径マフラーを再現するため、キットのパーツに穴を開ける。マフラーは以前製作したフジミのFC3Sと同様、真鍮パイプとアルミパイプの組み合わせ。
その19 瞬間接着剤でしっかり取り付けた後は、塗装が剥がれないようメタルプライマーを塗付しておく。
その20 マフラーやブレーキディスクを塗装してシャシがようやく完成。
因みにマフラーはMr.カラースーパーメタリックの「メッキシルバー」、ブレーキディスクはタミヤカラーのクロームシルバーで塗装。仕上げにフラットブラックのシャドー吹きで軽く汚れを表現。
その21 いよいよボディの本塗り開始。
実車は「ミラノレッド」というホンダでは定番の色。真っ赤という印象があるが、そのまま赤を塗装したのでは芸が無いので(?)、Mr.カラーの赤(3番)にモンザレッド(68番)を加えて少し明るめにしてみた。
写真は1度目の塗装後、軽くペーパー掛けをした後の状態。この後塗装とペーパー掛けを数回繰り返し、表面を平滑にしていく。
その22 慎吾のシビックの特徴であるドアのステッカーを再現。このために購入したと言っても過言ではないアルプスのMD-5500を駆使して製作した。デカールはウェーブのクリアでカールを使用。
その23 早速ボディに貼り付けてみた。
近付いて見るとドットが分かるが、発色もなかなか良いし、まあ合格点としておこう。
その24 クレオスのスーパークリアーU(184番)を塗装し、せっせと磨き出し。デカール部分に多少段差が残るが、クリア塗装もかなり厚吹きになってきたのでこの辺で止めておくことにする。
その25 窓枠とサイドモールを塗装するためボディをマスキング。極細Aピラーにはマスキングテープを細く切って貼り付ける。またデカール部分は万一の剥がれや痛みを防ぐため紙で保護した上からマスキングテープを貼る。
その26 同じくウィンドウパーツのマスキング。こちらは細切りマスキングテープとマスキングゾルを使用。
その27 窓枠とサイドモールをを塗装しマスキングテープを剥がした状態。塗料はセミグロスブラック(92番)に少量のタイヤブラック(137番)を混色して使用。マスキングを剥がした後はタミヤカラーのフラットブラックでスミ入れを施しておく。
その28 ウィンドウパーツはブラックを塗装後、内装色として手元にある適当なグレー:軍艦色(2)(32番)を塗装しておく。窓枠の角部分はタミヤカラーのセミグロスブラックでタッチアップ。
その29 ようやくボディとウィンドウパーツの接着完了。お〜、カッコよくなってきた。因みに接着にはモデラーズのクリア接着剤を使用。
その30 パッチリお目々!では無く、フロントライトのマスキング。これだけでたっぷり1時間は掛かります。
その31 更にパッチリお目々!塗装はお馴染み(?)クレオスのメッキシルバーを使用。ボディに塗料が掛からないよう、コンプレッサのエア圧を出来るだけ絞って塗装。
その32 マスキングを剥がした状態。塗り分けの部分は筆塗りでタッチアップ。メッキシルバーは乾燥時間が長いため、実は筆塗りにも向いている。
その33 ライト部分には模造ダイヤを貼り付けてみた。これは東急ハンズの手芸売り場で購入。
その34 フロントのライトレンズの貼り付け。仮組み時に削り込んでサイズ合わせをしていたが、塗装分の厚みで合わなくなってしまったため更に削って調整。
その35 リアはクリアレッド、クリアオレンジに塗り分けた後、フロントと同様に調整し貼り付けた。
これでボディの基本部分はほぼ完了。後はワイパー、バックミラー、ナンバープレート等の小物類を仕上げていく。
その36 ワイパーの工作。
アーム部はキットのパーツを使用。ブレード部分のみモデラーズのエッチングパーツに置き換えてみた。アーム部全体をエッチングパーツにすると長さの調整等に苦労するが、これはお手軽でお薦め。
その37 そういえばホイールが未塗装のままだった。
塗料はいつものようにメッキシルバーを使用。縁の部分はマスキングした後クリアレッドで塗装してみた。
それなりに雰囲気出ているかな?
その38 ワイパー、バックミラー、フロントウィンドウの車検シールを貼ってシャシと組み付けてみた。
ようやく完成が見えてきた感じ。
それとサイドウィンドウには「Night Kids」のデカールも貼ってます。
その39 ドアミラーの取り付け。
ミラー部分はメッキシールを貼り付けてみた。
その40 ドライバーズシートはいつものようにタミヤのジャンクパーツ。
シートベルトはエデュアルドの塗装済みエッチングパーツを使用してみた。素材はかなり柔らかく加工は意外に簡単、と思いきや曲げたところから塗装がペリペリと剥がれてくる。流石にこれには閉口・・・。剥がれた箇所はタミヤカラーのフラットブルーでタッチアップして何とか仕上げた。
その41 続いてナンバープレート。
今回はPCでデータを作り、インクジェット用の粘着フィルムに印刷してみた。これでナンバーの生産性が格段に向上!フォントにもこだわってみた。
その42 印刷した粘着フィルムをカットし塗装した0.3mmのプラ板に貼り付けたところ。後は取り付けネジの箇所を開口しインセクトピンを取り付ければ完了。
その43 ナンバープレートの取り付けフレームを0.3mmプラ板で製作してみた。これをセミグロスブラックで塗装し先ほど製作したナンバープレートを貼り付けてからボディに接着。
その44 シートを取り付けて内装も完了。
その45 シャシとボディを合体して遂に完成!
途中で何度か作業を中断したこともあったため、なんか凄い時間が掛かった感じ。
実はこの後、庄司慎吾のフルスクラッチフィギュアが待っている・・・。