その1 | ![]() |
アメリカの連続テレビドラマ「ナイトライダー」。日本でもテレビ放映され、ちょっとしたブームになっていたっけ。当時、実車のデコレーション・パーツとして発売されていたフロントスキャナーを取り付けたクルマが結構走っていいたことを思い出す。ネットで調べてみると、アメリカでのテレビ放映開始は82年とのこと。もう4半世紀も経つんですねえ。 それにしても、これを本格的なスケールモデルとして発売するとは・・・。流石はアオシマさん。 |
その2 | ![]() |
説明書には装備解説や「ナイト2000の変遷」と題した各タイプの説明が掲載されており、このキットに対するアオシマさんの姿勢を伺うことができる。このくらい真面目にやってくれると気持が良いです。欲を言えば、実車のカラー写真の小冊子なんかを入れてくれると嬉しいんですけどね・・・。 |
その3 | ![]() |
ではキットの中身を見ていこう。ボディはご覧のようにフロントバンパーが別パーツになっており、リトラクタブルライトの開閉ギミックもある。ドアやボンネットの分割ラインも綺麗に入っており、キッチリとした仕上がり。 |
その4 | ![]() |
内装はアオシマのスタンダードといった印象。ドア部分は別パーツ、フロントシートの背もたれ部分は蓋をするようになっており立体感は十分。インパネも設定に忠実に再現されているようである。 |
その5 | ![]() |
クリアパーツ。これも最近のアオシマのキットではスタンダードとなっている、各部の色に合わせた成型色仕様。リアウインドウ、リアランプのカバー、ルーフはスモークとなっているが、かなり目立つウェルドラインが入っているため製作の際はペーパー掛け作業が必須となりそう。 |
その6 | ![]() |
メッキパーツ。ライト部分はスタンダード(?)な光沢仕様。ホイールやマフラーは艶消しとなっている。 |
その7 | ![]() |
これがフロントスキャナーの点滅用基板。8個のチップLEDで点滅するようになっている。基板にはPIC(マイコン)が搭載されており、これが点滅制御を行っている。更にこのPICにはK.I.T.T.の人工知能プログラムも搭載されている(←ウソ8億)。 |
その8 | ![]() |
電源は2個のボタン電池。1.5V×2個で、3V電源である。 あたかもRoHS司令(※)に準拠したような文字が入っているが、どう見てもこの基板に使われているハンダは通常の鉛入りハンダに見える・・・。使用されている部品も何となく怪しい。 (※)EU(欧州連合)が施行した規制で、電子、電気機器への特定有害物質の含有率を規定するもの。通常のハンダはにスズと鉛を主成分としており、鉛もこの特定有害物質に該当する。最近の基板では鉛フリーハンダが使用されるようになってきている・・・って模型とはあんまり関係ないか。 |
その9 | ![]() |
基板は4本のビスでシャシに固定するようになっている。ただし基板を固定したままではボタン電池を交換することは出来ない。この辺はもう一工夫欲しかったですね。 |
その10 | ![]() |
シャシを裏返すとスイッチが見える。ここはきちんと考慮されているようでGOODですね。 |
その11 | ![]() |
早速部品をランナーから外して仮組をしてみた。各部の合いは特に問題無く、車高もちょうど良い。特にディティールアップの必要そうな箇所も無くサクッと仕上がる感じ。 |
その12 | ![]() |
ただし一つだけ気になる部分が・・・。Tバールーフ仕様なので仕方が無いのかも知れないが、ドアのウインドウパーツが無く、内装が丸見えになってしまう。ここは内装をディティールアップするか、もしくはウインドウパーツを自作するか悩むところである(結局素組みになる予感がするが)。 |
その13 | ![]() |
横からの写真。前後オーバーハングが長く、時代を感じさせるスタイリングである。 というわけでキット紹介はここまで。多少気になる部分があるものの、全体の出来は非常に良い。マッドマックス(インターセプター)やバック トゥ ザ フューチャー(デロリアン)等、映画に登場したクルマを一緒に並べると面白そう。 |